はじまり


母ちゃんのギプス日記 はじまり

 骨折〜こうして,かあちゃんはヒマになった〜

 
 2月11日.とってもいい天気でお休みの日
家族と両親・妹・1才の甥っ子とスキーにでかけた.
 お昼を食べて,「さぁ,もうひとすべり」と滑り出した.
午前中はななちゃんとゆっくり滑ってたから,
午後はがっくんと思いっきり滑ろう.

 中腹の少し急な坂.いつも滑りなれてる坂.
でも,真ん中はちょっとアイスバーンになっていて,
それが嫌いな私は端を滑っていった.
 端は,けずられた雪がたまってる.
 その,雪だまりに・・・・

 バランスをくずしてしまった.右足が上がり,スキー板が雪に刺さった.
 その瞬間,変な方向へ足が向く・・・「やばい」
転倒!
 右足が異常に痛い.
 動けない・・・じっと.ただ,じっとしていた.
 なんとか動いて,ポケットから携帯を取り出し父ちゃんに電話.「こけた.やばい」

 かあちゃんが動けない間,がっくんは大活躍.
 とれて下の方まですべっていった母ちゃんのスキー板を取ってきて,もう一本の板と
一緒にゲレンデの端までもっていってくれた.
 しかも,何も聞かず.無言で.
 声が出ないほど痛い時って,答えられないから声をかけてほしくないのよね〜.
特に家族には.
 がっくんはえらい!
 そんな母ちゃんの気持ちを,しっかり考えてくれたんだ!ほんと,ありがとう.

 動けないで座ってると,スキーヤーが「だいじょうぶですか?」と声をかけてくれる
うれしいやら,はずかしいやら・・・「主人に電話したので大丈夫です」
 声をかけてくださったみなさん.ありがとうございます.

 そのうち,レスキューのお兄さんがきてくれた.父ちゃんも到着.
 スキー靴を脱いだら,足首から先が右に向いている・・・・変・・・・・・・・

 添木をしてもらって,レスキューのソリに乗りセンターハウスの救護室に.
初めて乗ったそり.よくゲレンデで見てたけど,まさか自分が乗るとは・・・

 その後,車で病院に行って処置.

 ここから始まる.


 一緒に滑ってた,がっくん.
 この日,もっと滑りたかった,ななちゃん.
 スキーをしに大阪から来てた,両親と妹・甥っ子.
 父ちゃん.

 こんなへまをしてしまって,本当にごめんなさい.


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